月曜日の前の日

固まった夫をほぐす為、鍼に連れて行ってます。
車で30分ほど離れた街の鍼灸医に連れて行くのですが、
エンストを起こす夫を説得するのが恒例です。


昨日の今日だからか、夫のゴネは短め。
送り届け、コーヒーショップに入りゆっくりとコーヒーを楽しみます。


若い頃は、全くコーヒーを飲みませんでした。
二人の息子をNYで産み、ふたりがダウンタウンの現地校に入ってから
英語のできない私は、毎日のようにボランティアで学校にいました。
ランチのヘルプ、校外学習のヘルプと、ペアレンツミーティングと
なんだかんだといろいろありました。
一学年一クラス、14〜16人学級で、
キンダーから5年生までの小さな公立校。
マンハッタンは学区制でしたが、
私達の学校は学区の縛りを受けない数校の一つでした。
長男のクラスは、アジア系は2人、アフリカンアメリカンは1人。
次男のクラスは、アジア系は次男だけ、アフリカンアメリカンは6人、
ラテン系が2人。
人種の坩堝とは言うものの、圧倒的にママのリーダーは豊かな白人でした。
子供の孤立が恐ろしく、クラスのお荷物と言われるのも恐ろしく
(この理由はまたの機会に)、英語もできない私は労働力を提供する作戦にでたのです。
スーザンというユダヤ系のママがリーダーの1人で、彼女から誘われて、
断る語学力もない私は、毎朝学校の前のコーヒーショップでミーティングに
参加しました。
オーダーで1番簡単な英語がコーヒーだったから、コーヒーを毎日飲むようになり、いまでは大好きになりました。
月曜日の前の日、夕暮れの中に自由の女神がかすみ始めると、
子供より私が、登校拒否でした。


そんな事を懐かしく思い出しながら、いまは会社に行くのに気持ちの
ブレーキがかかる、やっぱり月曜日の前の日なのです。