昨日は固まった夫を連れて鍼にでかけました。
途中、少し遠回りして桜を見に行きました。


よく見ると桜に色の違いがあります。
桜色と言われる、ソメイヨシノの色を基準にすると
濃淡さまざまです。
エドヒガンザクラは花びらの縁にいくほどピンクが濃いようです。
この桜がソメイヨシノの片方の親で、オオシマザクラがもう一方の親だそう。
桜の並木の一部に説明が書いてあって、勉強になりました。
オオシマザクラはまだ咲いていませんでした。この写真もお借りしたもの。
桜の写真は、夫にぶつぶつ文句を言っていたら操作を誤り消してしまったのです。
春だというのに、何を思いあぐねて凝り固まっているのやら。
それにイラつく自分も嫌です。
私自身も、自分のことだけ考えているんだろうなと思います。
もっと大変だった時もあったし、桜を愛でようなんて思いもしなかった時期を思うと、
まだましなのに。
ソメイヨシノは40年ごろから病気がちになり、手を入れないと60年で寿命を迎えるとか。
結婚した頃は、互いに思いやりに溢れ美しい時間を過ごしたのに、病を得て、お互いにだんだん自分自身のことでいっぱいいっぱいになってしまっている。
ソメイヨシノと同じだわ。そう思えます。
どうせ終わる人生、それじゃ余りに悲しい。
相手はどう思っているのか分かりませんが、もう少し私は足掻いてみましょう。せめて最後の一瞬まで一輪花をつけ、息子達に幸せの残像を置いていこう。
そう思い直しました。


桜の花弁が舞い散るだろうこの一週間、艶やかで美しく、一方で何故か哀愁を感じる
日々をしっかり楽しもうと思います。