田村正和さん

先月、心不全で亡くなっていたと言う田村正和さんの訃報を聞き、
散り際までかっこいいと心底思いました。
決してプライベートは明かさない、スターだった田村正和さん。
ダンディー、完璧なダンディズムです。
そして役者としてストイックだった田村さん。
ずっと私の憧れの人でした。


若かりし頃、銀座のある場所でお見かけしました。
オーラを全く消し去り、佇んでいらっしゃいましたが、
その姿は、確かにカッコ良かったです。


一つの星が消えて、昭和がまた遠ざかりましたね。

人間ドック前日

明日、ドックに行きます。


大腸内視鏡検査を受けるので、朝から食事制限です。


朝は夫と、ヨーグルトとバナナとイチゴ、紅茶をのみ、


昼ご飯から特別なレトルト食。


夫には前日からミートソースを作ってありました。


美容院へ行って帰ってきたら、固まり夫が唯一の得意料理の


ピーマンの肉詰めを作り始めていました。


私がレトルトカレーを彼の夕食に買ってくるのを察知していたのでしょうか。


いつも固まってぶつぶつ文句ばかりの夫が、能動的に動いてくれたのは喜ばしい


ことです。


ずーっと固まってベッドにいたのに、


自分お夕食のためなら動くのか、となんとも複雑です。


いけない、いけない。物事はポジティブに考えなきゃ。


一人、夕食を取る夫の姿を、無理やりの笑顔で見守る私です。

雨の初日

ゴールデンウィークが始まりました。
緊急事態宣言下では、どうしようもないですね。
おまけに雨。


断捨離して子供に迷惑かけることなく終いたいと
思っているのですが、なかなかやる気が出ないのが実情です。
このゴールデンウィーク、うだうだしている私の背中を押すきっかけに
なってくれるでしょうか?
(まだ他人事で...)


買い物もしないでどんどん捨てるのが良いのでしょうが、
欲しかった花瓶を買ってしまいました。

手吹きガラスです。ひと月程前に欠けてしまっていたのを
見ないふりして使っていたのですが、
思い切って買い替えました。


オキーフのモチーフになった白い百合。
薔薇も大好きですが、切り花では水揚げに失敗しがち。
百合は水さえ替えあげれば最後まで香り高く咲いてくれます。
花言葉は純粋(Purity)、洗練された美(Refined beauty)。
どちらも憧れることばです。


固まり夫が寝室にあがった夜、百合の香りで満ちた場所で
白湯を飲んでいると、自然と昔のことを思い出します。
勿論楽しかったことも沢山ありますが、
本当に哀しかった辛かった時のことを思い出すときもあります。
いろいろな人達から力を貰って何とか乗り越えたことも
思い出し、感謝の気持ちが溢れます。
人生の旅路で、その時点から本当に遠くに来てしまったけれど、
「ありがとう」の言葉で満ち溢れて、安らかなきもちになれます。


百合の香の効果なのでしょうか。